シラバス



担当者および講義時間

担当者:Kwok, Misa Grace(カク ミサ グレイス)
講義時間:火曜日III限
教室:B2-42教室


主題と目標

広域な領域に渡る認知科学に関して、その目標や方法、研究テーマを整理して概説し、人間のもっとも根本の反応である「認知」のメカニズムについて学習することを主題とする。特に身近な問題に着目し、それらの問題と人間の認知の関係について把握することを目標とする。


講義スケジュール

第1回 9月29日 ガイダンス・講義 <認知科学とは?>
第2回 10月6日 講義 <感覚と認知I>・演習
第3回 10月13日 講義 <感覚と認知II>・演習
第4回 10月20日 講義 <感覚と認知III>・演習
第5回 10月27日 講義 <脳の科学I>・演習
第6回 11月10日 講義 <脳の科学II>・演習
第7回 11月17日 講義 <行動と判断の認知>・演習
第8回 11月24日 講義 <感性の認知>・演習
第9回 12月1日 講義 <注意の認知>・演習
第10回 12月8日 講義 <記憶の認知I>・演習
第11回 12月15日 講義 <記憶の認知II>・演習
第12回 12月22日 講義 <知識と思考>・演習
第13回 1月5日 講義 <学習の認知>・演習
第14回 1月12日 講義 <ヒューマンインタフェースとロボット>・演習
第15回 1月19日 定期試験
※授業の進み具合によって、スケジュールは変更になることがあります。

課題提出と成績評価

評価は、授業に2/3回(10回)以上出席し、レポート課題と授業中に実施する演習問題を提出し、かつ最終試験を受験した者に対して行う。

【提出課題】

  • 中間レポート
  • 実習結果/演習問題(毎回授業の最後に実施)

【採点基準】
  • 中間レポート 30点
  • 実習・演習問題点 30点
  • 最終試験 40点


必要な知識

特になし


指定参考図書

教科書はなし。ただし「指定参考図書」はあり。

  1. 『知性と感性の心理—認知心理学入門—』行場次朗・箱田裕司著,福村出版,2003年発行
  2. 『視知覚』松田隆夫著,培風館,1995年発行
  3. 『生体情報システム論』福田忠彦著,産業図書,1995年発行
  4. 『E.H. Weber on the Tactile Senses (2nd edition)』Helen E. Ross and David J. Murray著,Erlbaum (UK) Taylor & Francis,1996年発行
  5. 『タッチ <神経心理学コレクション>』岩村吉晃著,株式会社医学書院, 2003年発行
  6. 『Brain, Mind, and Behavior 2nd edition』Floyd E. Bloom, Charles A. Nelson, Arlyne Lazerson, Annenberg,Cpb Project著, W H Freeman & Co (Sd)
  7. 『Brain, Mind, and Behavior 3rd edition』Floyd E. Bloom, Charles A. Nelson, Arlyne Lazerson, Annenberg,Cpb Project著, W H Freeman & Co (Sd)
  8. 『脳の探検〈上〉神経系の基本地図をたどる』フロイド・E. ブルーム著, 久保田 競訳, 講談社
  9. 『脳の探検〈下〉脳から精神と行動を見る』フロイド・E. ブルーム著, 久保田 競訳, 講談社
  10. 『新・脳の探検(上)』フロイド・E・ブルーム著, 久保田 競, 中村 克樹訳 ,講談社
  11. 『新・脳の探検(下) 』フロイド・E・ブルーム著, 久保田 競, 中村 克樹訳 ,講談社
  12. 『センソリー・エバリュエーション』増山英太郎・小林茂雄共著,垣内出版
  13. 『感性工学—感性をデザインに活かすテクノロジーサイエンス・らいぶらり』長町三生著,海文堂出版
  14. 『グラフィック認知心理学』森敏昭・井上毅・松井孝雄共著,サイエンス社
  15. 『認知心理学講座2 記憶と知識』小谷津孝明編,東京大学出版会
  16. 『認知科学パースペクティブ』都築誉史編,信山社
  17. 『コネクショニストモデルと認知科学』都築誉史・浅川伸一,認知科学10(1), pp1-7, 2003
  18. 『ヒューメイン・インタフェース—人に優しいシステムへの新たな指針』Jef Raskin著, 村上雅章訳,ピアソンエデュケーション
  19. 『誰のためのデザイン?−認知科学者のデザイン原論』D. A. Norman著, 野島久雄訳,新曜社